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「アップタウン奥さん Feat.774」を引っさげUstream番組「KING SIZE RADIO」に、突如として現れた、破天荒とも言える超・個性派エンターテイナー3人(J-REXXX、たなけん、CHOP STICK)から成る新星ユニットJ.T.C。
未だ聴いた事の無い、新ジャンル音楽を求め、日々活動中とのことだが、その混沌たる存在や実態は明らかにされていない。 今後のシーンの新たな起爆剤となり得る(?)、レゲエ界のビッグバン現象J.T.Cに根掘り葉掘りインタビュー。 【Text by Remy 】


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◆まずはJ.T.Cの構成や、それぞれのメンバー紹介をお願いします。

J-REXXX(以下J): まずはJ.T.CのJこと"気分"担当のJ-REXXXです。

CHOP STICK(以下C): まぁそうだね、J-REXXXは空みたいな人だね。荒れる時もあるし穏やかな晴天の時もあるんだけど、荒れても穏やかになると憎めない、まるで空の様な人だな、と(笑)。

たなけん(以下T): そして俺は、J.T.CのT、"したたか"ことたなけんです。

C: うん。僕とレックスは割りとワーッと勢いで飛びかかっていくタイプで、そこにサッとふりかけをかけていくのがたなけんかな、と。

◆ふ、ふりかけですか?それはどういう意味?

T: 材料の肉を焼いた後の、ソースをかける役割というか。

C: 微調整って大事だもんね。たなけんはどうやったら素材が引き立つか、魅せ方がちゃんとわかってらっしゃる、したたかな策士ですね。(笑)

J: 味と見た目も重要だし。で、その出来た料理をおいしそうに盛り付ける"お皿"はスタジオ東和を運営している武論尊(ブロンソン)。俺らの基盤です。

C: 空のような気分屋J、したたかなふりかけT、J.T.C第四の男ことお皿の武論尊、そして僕がJ.T.Cの"書記"ことCHOP STICKです。

◆いやいやいや!

J: チョップさんはJ.T.Cのパソコンです。

T: J.T.Cの大いなる大地。

C: パソコン?(笑) じゃあJ.T.Cの大いなる大地の方で。ちょっと、この紹介もはやわかりづらくなってるんじゃないの(笑)?



◆…ものすごくわかりにくい相関図をありがとうございます。
では、先ほどお話に出たスタジオ東和とJ.T.Cとの関係性や、ご紹介をお願いします。

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J: ケツ持ちとケツ拭きを両方できる裏方スペシャリスト。

C: ゆえに、ついたあだ名が御徒町の秋元○ (笑)

武論尊(以下B): いやいや(笑)。まず、チョップさんとの出会いは、過去にリリースしたMixCD『下町レゲエ』に音源を収録させてもらったところから、何度かご一緒させてもらううちに親交を深めさせて頂きました。レックスやたなけんは、昔秋葉原でやっていたイベントからの流れで、なんだかんだけっこう長い付き合い。レックスはうちに住んでいた時期も一瞬あったり。で、それぞれが段々忙しくなってきてなかなか集まれる機会も少なくなってきたりもしつつ。そんなタイミングに、丁度チョップさんから、毎週うち(スタジオ東和)で曲を録ろう、という提案があって。

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◆そこからの、J.T.C誕生秘話やあらすじを教えて下さい。

C: 大阪のKING SIZE RADIOというUstream放送の番組で「いきなりチョップ」という、僕のコーナーがあって、その日にたまたまレックスとたなけんがドクプロ(=Dr.Production)のスタジオに来るっていうことだったから、何か面白いウソついてみようと、たけしビート君とPAM PAM氏に「新しいユニットを作った。その名もJ.T.C、ジャンボ湯麺センターの略だ!」という訳のわからない話を勝手にしていて。そもそも僕のコーナー自体もよく冗談ばっかり言っていて、「今は両国国技館前にいるよ」なんて言いながら思いっきり家からしゃべってたり(笑)。

そんな冗談からの流れもありつつ、昔、新宿Garamでドクプロがやっていた「陽の当たる場所」というダンスでよく一緒にラバダブをしていた主要メンバーが実はレックスとたなけんだったんだよね。無茶ぶりし合って冷や汗かきながら(笑)。その三人で、平日にUstreamという形で、ダンスで普段やっているようなことを届けられたら楽しいよねっていう話を録りが終わった後にして。ライヴしてるノリで毎週、曲を発信してこうという。

J: いや、ただ暇だったからです。ノリです。

C: それが一番正しい答えかもしれない(笑)。まぁ、ただ単に、ハイペースな制作に挑戦っていうのが目的だったかもしれないね。Sizzlaが一日に4、5曲書くとか、Bob Marleyが一年間に100曲作ったなんて話もあったりするし、偉大なる先人達に習って曲の内容はともかく、とりあえず一週間に一曲のペースで始めてみようと。三人の共通項であるスタジオ東和にレコーディングを毎週お願いして、出来た曲をKING SIZE RADIOでかけてもらおうという流れ。そんな話をしていたのがちょうど一年前くらい。

◆一年間、毎週曲作りを続けたのですか?!

C: ですね。雨の日も、風の日も、もちろん二日酔いの日も。
ミックス・ダウンにかかる時間も計算に入れて、毎週木曜のラジオの放送日に間に合うように、月曜日に集まってリリック書いて、レコーディングしてって始まったのがJ.T.Cマンデー。最近、イベントだと思われているらしくて、twitterとかで知った子達から「何処でやってるんですか?」なんて聞かれたり(笑)。

B: 5月20日の週でちょうど50曲になりますね。

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J: でも、発表してない曲や未完成の分も合わせたら実質それ以上。まだストックあるからお楽しみに!

◆トラックの調達やチョイス、毎回どうされているのですか?また、基本テーマは誰が作って、それをどういった形で具体化していくのですか?

C: まちまちだけど、パターンとしては、それぞれの知り合いのトラック・メーカーさんに、提供して頂いたオケを、集まって何曲か聴いてるうちに、皆が段々エレクトしていくわけですよ(笑)。で、瞬間的にノリで決まる。

J: 曲作りもノリ。オケ聴いて、一発でフリースタイルでサビが出来たり。思いついたワードから発想して行く。でも基本はチョップさん発信が多いですね。 チョップさんが素材を作って、それを俺が型作って、たなけんがふりかけと最後の盛り付け。

C: BPM上げて、とか ちょっと下げて、なんて注文はさせてもらいつつ、基本的には現場のラバダブのアドリブの勢いでやれたらいいなって思いながらいつもやってます。瞬間的に出る面白さと怖さってあるじゃない。

T: その場のノリを曲に閉じ込める面白さですね。ノリを形にする。

J:最近だと、「なんとなく長野に行ってみたい」っていうノリでしかない曲を作りました。

C: リリースが予定されてるものについては、武論尊にも声入れ参加してもらっているのもポイント。


◆人気曲「アップタウン奥さん J.T.C Feat.774」について、楽曲解説をお願いします。

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J: 関西のやばいトラック・メーカー774君から30曲くらいトラックをもらってから皆で視聴会をして、オケ聴きながらのほぼフリースタイルで一曲出来上がっていった感じ。ノリで出てきたワードを肉付けしていく作業。

T :J.T.Cの曲は、日々のあるあるから、ダンスホールでは絶対に出てこないであろうトピックまで題材が様々なんですよね。

C: アップタウン奥さんは、J.T.C 初制作曲だけど、完成までだいたい二時間かかるか、かからないかで出来た曲。っていうか、アップタウン奥さん制作秘話になってますかねこれ?(笑)

B:〈なるべく終電までに〉という裏テーマのもと、毎回 制作してます(笑)。

◆これだけ沢山の曲を作っていて、ネタ切れしませんか?

T: そもそも全てが気分や思いつきからの発想だから、用意をしてきてない分、ネタ切れはないです。

B: ある時期オケ切れにはなりましたけどね(笑)。

C:J.T.C慢性的オケ不足という状態に陥りました。

J: その時に救ってくれたのが、今やうなぎ上りの注目トラック・メーカー774君です。774君は一日一曲くらいの勢いでオケ作ってるから、俺らJ.T.Cの制作ペースと合ったというか。ありがたいです。

B: あとはタランチュラ・レコーズのAkAchAkAさん、Channel Links BandのMPC、QUILL君...皆さんの存在が大きいですね。

T: 一曲作るのに2トラック使ったパターンもありましたからね、そらオケ不足にもなるわっていう(笑)。

◆50曲近くの曲があるなかで、実は様々なアーティストがFeat.で参加していると伺っているのですが。

C: そうですね。30人くらいいるかも。最初は親しいDeeJay達が毎週のように参加してくれて、噂を聞きつけて逆に向こうから参加したいって言ってくれるパターンもありますね。ライヴの時なんかも、その曲を披露するのにリハからわざわざ駆けつけてくれたり、いい関係でやらせてもらってます。そういったムーヴメントを造語でJ.T.Cユニティと勝手に呼んでます。

J: 「パジャマパーティー」という曲では、大御所KURTIS FLYさんにお願いして参加して頂いたり。ほぼ、毎回参加してくれてるRUN BIRD aka RIP NOISE69。

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他にも親指HEAD、拳太、LEF...と実は色んなアーティストと曲作ってます。

T: 一緒にやりたいアーティストはまだまだ沢山います。47都道府県制覇したい。

J: 叶うのなら、JTBとやりたいです。

C: 尊敬する三人ユニットですからね。願うだけじゃなくて、いつか叶ったらと思って日々精進しております。

T: 夢はでっかく持たないとですね、できる事なら色んなジャンルの人ともやりたい。他ジャンルっていうくくりだと、うちの母親も参加してますからね。

B: 「たなけん出生のお噂」という曲で、たなけんが生まれた時の誕生秘話をお話して頂きました。

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◆ライヴでの各会場のお客さんの反応はいかがですか?また、徐々に火がついてきてる現状に対して、率直な感想を。

J: 曲数が多いから、皆知らない曲もあると思うけど、ライヴは大体ウケますね。「アップタウン奥さん」に関しては、まあ一種のストリートのムーヴメントですよね。

T: 自分で言った(笑)!BANAさんにもラジオで「真夏のラブホテル」を、プレイして頂けたりしてるみたいでありがたいです。

B: 特に大阪エリアではけっこう盛り上がってくれているみたいで、ありがたいことです。

今のところ配信ダウンロードや、毎週木曜日にKING SIZE RADIO、火曜日にはGangalee Tuesdayで流してもらってます。

C: Ustで音源を聴いてもらうだけの企画から、曲がリリースされただけでも嬉しいのに、ダンサーさんから音源で使いたいと言われたり、ダブ録りのお話や、現場でかけてBussしたっていうサウンドマン達からの話も段々増えてきて。ついこないだもSUNSETがJ.T.Cの曲をCITTA'でプレイして盛り上がったっていうお話も聞いて嬉しい限りですね。

T: 個々で活動している分、色んな話を聞いてもそんなに実感がないんです。ただ、自分達が思っているより曲が浸透している現状は嬉しいですよね。

J: ちなみに、「アップタウン奥さん」はAmazon mp3ダウンロードレゲエ部門で一位になりました。二位はBob Marley。すごい並び(笑)。

◆J.T.C愛されてますね(笑)。では、ぶっちゃけJ.T.Cは企画モノのユニットなのか、それとも今後も活動されていくのか、どういったスタンスなのでしょうか?

T: 個人の活動と、J.T.Cを良いバランスで両方続けていけたらと。

C: そうだね。毎週新曲作ってるから、それぞれ個人の曲より、J.T.Cの曲の方が多いんじゃないのかっていう勢いで。呑まれていってしまう可能性すらあるからね(笑)。

B: ちなみに、スタジオ東和で出した全曲を合わせても、J.T.Cに抜かれているっていう(笑)。

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J: ゆくゆくは、武道館で泣きながら「アップタウン奥さん」。

T: ライバルはケツメ○シとFUNKY M○NKEY BABYS。憧れているのは、新宿三銃士です。

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◆数ある楽曲のなかで、お気に入りや、特に思い入れのある曲を教えてください。

J: 俺は、自分のアルバム『改造人間"J"』収録予定の「J.T.Cサマー」。出来た時にキタ!という感じでした。絶対にライヴで盛り上げられる会心の一撃だなと。
ドイツのレーベルGermaican Recordsと日本から同時リリースされる「バームクーヘン」もお気に入り。

T: 一番最初に作った「アップタウン奥さん」、北海道出身のDeeJay TURKEY君と作った「函館名物イカソーメン」も好き。
あと俺が結婚式を目前に控えているタイミングで作った「結婚前夜〜マリッジブルーじゃない私〜」は、式前夜に嫁さんに聴かせたら、「こんなのでも泣ける」って言いながら泣きましたね。

C: 思い出深い曲はいっぱいあるから選ぶの難しいけど、個人的にはParty mi sehのオケで作った「J.T.C パーティー」。現場でよくかかるオケで書いたJ.T.C初のパターンです。初めてくらいの勢いで割りとダンスホール意識しました(笑)。あとは、フリー・ダウンロード企画で作った「チャラチャラクリスマス」。無料配信なのに774君がわざわざオケを作ってくれて。挙げたらキリないけど、チェックして欲しい曲は沢山あります。

◆J-REXXXがそろそろ飽き始めているので、最後に、今後の動きや展開、J.T.Cとしての最終的な野望を教えてください。

C: レックスの空の部分が出たね。とりあえず、コンスタントに現場をこなしつつ、近日だと5月20日に「レゲエダイジェスト 春場所」というイベントが両国SUNRISEであります。Channel Links、HOME GROWNと2バンドをバックに、僕らと笑連隊が出演します。

T: 沢山曲があるので、どんな形で皆に届けるかっていう話は最近よくしてますね。で、それとは別にそれぞれがJ.T.Cに飽きたら嫌いにならないうちに右手で挙手制で申告しようとも(笑)。

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J: チームなので、お互いの足りないトコロを補いつつ、ストレスフリーで楽しくやっていきます。理想は、スタジオ東和からMix CDという形で出せたらと。で、いずれはジャンルの枠を越えて、ケツメ○シくらいチャートを騒がせたいですね。

C: 色々立体化していきたいよね。あと誰か一人でも宇宙飛行士になってくれないかなって。南極の観測隊員でもいいよね。まぁJ.T.Cのやりたいことは限りないので、今のところはゴールはないですね。終わりの無いマラソン。

J.T.C.: とりあえず、良ければJ.T.Cをフェスに呼んで下さい!